おはようございます。
米国株が絶好調です。「2番底来ないぞ!!」と感じて買い始めた人も多そうです。暴落時まで我慢できる人はじっとその機会を待っていると思いますが、私は余力もないのでコツコツ派。株式投資を始めた当初から高配当株を中心に買ってきましたが、改めて高配当株の出口戦略を考えます。
米国高配当株のメリット・デメリット
我が家のポートフォリオはこんな感じ↓↓
米国投信&ETFがメイン、それ以下は高配当ETFと個別株が並んでいます。その他〇〇株も高配当に釣られて少額購入したものばかりです(笑)SPYGというグロース系ETFとAAPLでポートフォリオの5%程度ですので、かなりの割合が高配当個別株です。
米国株のメリットといえば、多くの銘柄で配当が3か月に1回、しかも権利落ち日から1か月程度で入金される点が挙げられます。以前に保有していたBNDやPFFなどのETFであれば毎月配当金(分配金)がゲットできますので、資産がある方は債券ETFだけで十分過ぎる配当金をゲットできますね。1億円あれば債券ETFだけでも毎月10万円以上、高配当ETFのSPYDなら毎月40万円以上が狙えます。
この配当金というのが投資をしていてとても心地良いです。これまで投資を知らなければ貰えなかったお金です。銘柄を分散することで我が家も毎月約1万円入金されるようになり、株価が上下しようと安心してホールドできています。
デメリットといえば2重課税により、受け取る配当金が3割近く減ってしまう点ですね。税引き前100ドルの配当金も、
・10%の現地課税(⇒90ドル)
・20%超の国内課税(⇒71ドル台)
ここまで減少します。確定申告により所得次第では国外での現地課税は取り戻せますが、税金でかなりの額を持って行かれてしまうのが最大のデメリットです。このデメリットに比べれば、為替なんて何の心配もいりません。
円高⇒安くドル買いできてラッキー☆
円安⇒円換算評価額増えてラッキー☆
見方の問題ですね。FXをやっている訳ではありませんので、為替が気になって眠れないなら機械的に外貨積立すればOKです。リスク分散という意味ではドルを持つ価値は大いにありますが、日本で生活している以上ドルなんて持っていなくてもOKです。超長期で円安を信じるなら、勝手に増配してくれているようなものなのでドル入金はありがたいですが。
高配当株の出口戦略
出口戦略と言いましたが、実際には永久ホールドして配当金を貰い続けるのが一番です。そのための高配当株投資ですからね。ただし所得がなくなれば「確定申告の外国税額控除により現地課税を取り戻す」ことができません。(そもそも私は専業主婦なのででムリ。笑)
私の場合NISA口座でのみ高配当株を購入していますのであまり売却しませんが、一応ある程度の含み益になったら売却するという方針でいます。新NISAに移行してどのような制度になるかまだ分かりませんが、配当金を非課税でゲットしながら時期をみて売却しておかないと結局どこかで課税されてしまいます。(最終的に含み損だと、時価で特定口座にという残念なパターンに・・)
ここ数年は「どこかで暴落が来る」と散々言われていたので、
キャピタルゲイン>配当金1年分
で売却を検討し、
キャピタルゲイン>配当金2年分
となったら売却していました。米国株投資を始めてKO(コカ・コーラ)やAT&Tを買いましたが、ある程度の含み益になり売却。その後はどちらもスルスルと上昇し、センスの無さを痛感(笑)そしてタバコ株は安定の含み損により、しっかりと握れる不思議。
最近の株価上昇によりBTIはプラ転、PMもMOももう少しでプラスです。(配当金含めるとすでにプラス)NISA枠を無駄に使ってしまい今年はもう残り20万円ちょっとしかないので、売却したところで再投資は特定口座になるのが悩みですね。所得のない私が特定口座で買うくらいなら、旦那に買ってもらいます。でもその場合一度円転(ドル⇒円)する必要がありますが、最近は円安になってきたとはいえ、長期的には円安になると考えると円転する気にはなりません。となると、せっかくタバコ株に含み益が乗っても、今年はホールドが正解でしょうか・・
高配当株(というかタバコ株)の売り時って難しいですねー配当利回りも高いしキャッシュフローも安定していて、含み損でも安心してホールドできます。でも含み益が乗ってくると、「一旦売却しろー」と聞こえてきます。
毎年バーゲンセールあるしね!
定期的に開催される不思議。
VTIなどの優良ETFであれば寝ているだけで資産が増えるので、余裕ができたら買い増しすればOKです。そもそも分配金が少ないので課税も気にするほどの額ではありません。というかそんなに税金を気にするくらいなら、
投信だけで良いかも・・
税金面で一番効率が良いのが、課税を繰り延べできる投資信託を活用することですが、そうなると基準価額が変動する中で取り崩すというストレスが発生します。これが気にならない方は理論的には定率で取り崩せばOKですね。
VTIで資産を増やしつつ、SPYDで安定した分配金をゲット。アメリカ一本に不安を感じるようになったら、VTもトッピング。面倒になったら投信積立。
とうとう高配当個別株から撤退する日が来るかもしれません・・といいつつタバコ株の権利落ち日が待ち遠しいオズ君ママでした~