おはようございます。
先日無事にe-Taxを活用して所得税の確定申告(旦那分)が終了しました。今年の確定申告から「マイナンバー連携でデータ取得が簡単になる」「スマホで申告できる範囲が増えて便利に」なんて話は聞いていましたが、いざやろうとしたらマイナポータルにはメンテナンス中の文字が・・というわけで例年通りipadを使ってパソコン用画面からほぼ手入力で申告書が完成しましたので、本日はその振り返りです。
マイナンバー連携
マイナンバーカードを作成し5千ポイントゲットのポイ活を実践した方はすでにマイナポータルアプリがダウンロードされているかと思いますが、今年からマイナンバーカードを活用したデータ連携により、生命保険料やふるさと納税、株の年間取引報告書などさまざまなデータが自動で取得できるようになりました。
マイナポータル連携特設ページ(マイナポータルを活用した控除証明書等のデータ取得と自動入力)|国税庁
生命保険もふるさと納税もほとんどの方が表にあるどこかの会社を利用しているかと思います。証券会社はSBI証券はありましたが楽天証券やLINE証券がなく、そもそもデータ連携をしようとしたらメンテナンス中だったため結局すべて年間取引報告書を見ながら手入力することに。ただSBI証券及びネオモバイル証券はxmlファイルを取得できるので、それを貼り付けるだけで良いので楽です。楽天証券は画面が見やすいですが改悪が続いていますので、今後おススメするのはやはりSBI証券ですね。実はシロクマ家も「ゴールド修行」を始めました。
総合課税と分離課税
昨年は何を買っても上がる相場でしたので、1つの証券口座を除いてプラスで終われました。その1つの口座も数千円程度のマイナス、日本株の特定口座での配当金額は1万円を超えていましたので今回は総合課税で配当控除を選択しました。課税所得が330万円以下のシロクマ家の場合、大きな損失が出ていなければ総合課税で住民税は申告不要が最もお得だと考えました↓↓(この制度は残念ながら来年までになるようですが)
ただ損益通算や損失の繰越控除を適用する場合は分離課税を選択する必要があるため注意が必要ですね。この辺りの作業はやはりスマホ画面よりもパソコンで作業した方が良さそうです。
配当控除と外国税額控除
そこまで配当金額が大きくないので微々たるものですが、配当控除により少額の所得控除税額控除が受けられました。外国税額控除についても少額ですが申告の作業に取り掛かったものの、入力項目がなかなかわかりづらく、しかも結局控除額は0円・・
調べたところ、国税庁のHPにはっきりとその理由が記載されていました↓↓
控除限度額=所得税の額*×(国外所得金額/所得総額)
*配当控除やローン控除適用後の額をいう
住宅ローンで所得税がすべて還付されているシロクマ家は、そもそも外国税額控除の対象外でした。日本株の配当金であれば配当控除で所得税は5%に抑えられますので、特定口座で配当銘柄を買うなら日本株の増配銘柄の方が間違いなく良いということがわかりました。確定申告はほぼ毎年行っているシロクマ家ですが、まだまだ知らないことばかりで奥が深いですね。そして節税メリットの策を誰かが見つけても、すぐにその道は塞がれます。私もそうですが、そもそも多くの方が年末調整で自動的に税金を徴収されており確定申告は未経験のケースが多く、私もDH時代に節税方法なんて考えたこともありませんでした。
雑所得の計算と還付金
ここまでの項目はほぼ毎年の話ですが、令和3年はこれに加えて2つの雑所得がありました。
・貸株金利
・暗号資産の売却益
貸株については楽天証券ですぐに収入金額が確認できますが、暗号資産の利益計算は本当に複雑で、エクセルで計算とかは売買が増えたり口座の数が複数になるとはっきり言って無理です(笑)私の口座の利益は申告不要の範囲内でしたが、旦那はコインチェックのIEO(株でいうIPO)に参加し無事20万円を超える売却益がゲットできましたので、その他売買も加えて申告が必要です。収支計算はクリプタクトという外部の有料サービスを活用して計算したところ、なんと40万円以上の利益でした。クリプタクトの利用料金だけは経費にできると信じて、残りを雑所得の項目に入力したところでほぼすべての項目が終了し、あとは入力漏れがないか確認してe-Tax(電子申告)で送信して完了です。
残債が多く、ローン控除枠は上限の40万円
⇒毎年の所得税が20万円未満でローン控除枠が余っている
⇒今年は課税所得345万円未満なら、上限まで控除が使そう
⇒課税所得は確実に300万円未満になる
⇒40万円程度までは利確しても所得税は0円(ただ住民税は増える)
など事前に大まかな計算をして暗号資産の売買をしていたので税金に困ることもありませんし、結果的には今年の下げで安く買えたので良かったです。
今回の申告により所得税が5.4万円増加しましたが、ローン控除により結局全額が還付されます。来年末からついに残債が4千万円を切りローン控除が40万円取れませんので、雑所得やふるさと納税など更に細かな計算が必要です。支出も税金も最適化して数年後にはアッパーマス層(金融資産3千万円以上)に到達したいですね。
(シロクマ家のアッパーマス層に、ローンの残債は含めていません。笑)