高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

都立高校は9日まで登校禁止、宣言中は分散登校が決定。

おはようございます。

旦那が働く都立高校では、4月29日(木)~5月9日(日)まで原則登校禁止で、HRや授業をオンラインを活用して行うことが決定しました。昨年の緊急事態宣言時は何の準備もしないまま一斉休校となってしまいましたが、あれから3度目の宣言ということで、現場はどうなっているのかレポートします。

教員の原則在宅勤務が決定

オンライン学習のため生徒は登校禁止、それに伴って教員も原則在宅勤務となり、「出勤するのは必要最低限の人数で」との通達がありました。職員室では「在宅する?」「家で何やればいいの?」「授業考えるくらいしかできないね・・」なんて会話が飛び交っていたとか。28(水)の退勤時は普段学校で使っているパソコンを持ち帰る先生もいたようですが、一般の会社員の方みたいに職場同様の使い方はできないようですね。珍しく管理職である副校長先生も在宅勤務をするらしいですが、こんな状況下でもやっぱり出勤する先生はいるようで・・

そもそもオンライン学習といっても、都立学校で導入されているのはマイクロソフト社のTeamsというアプリですが、これが現場ではあまり活用できていないようです。研修とか部活動のオンライン会議なんかはZOOMを使っていますが、セキュリティ上の問題があるらしく・・

「Teamsを活用してどんどんオンライン学習を進めましょう」という先生と、「スマホとかタブレット端末がない生徒だけ取り残されちゃうからそれはダメだ!」と一律での実施に反対派の先生も多く。恐らく進学校や中堅校と呼ばれる学校はどんどんオンライン学習を進めているかと思いますが、旦那の勤務校では「オンラインでHR+自宅でプリント等の学習」でこの3日間を乗り切るようです。

環境が整っていない生徒だけ登校させれば良い気が・・

今週から始まった謎の分散登校

分散登校といえば「クラスを3グループに分けて」「午前・午後の2回に分けて」なんてニュースをよく聞きますが、3度目の宣言である今回は多くの都立学校で学年ごとの分散登校になっているようです。というのも教育委員会からの通達で「登校させるのは全校生徒の3分の2以下」と決められています。分散登校の意味からすれば例えば半分登校にして残り半分が自宅から授業に参加すれば良いのかと思いますが、結局2つの学年を登校させて1つの学年を自宅学習にする学校が多いみたいですね。旦那の勤務校でもそのように決定して今週から「分散」しているらしいです。

1年生の教室は誰もおらず、2・3年生の教室は3密状態、暑くなってきたため昼食時はもちろん休み時間はマスクなしで会話する生徒が多数・・都立高校の変異株クラスターが発生する日も近いかもしれません。すでに宣言が延長された想定で予定が組まれているとのことで、早くワクチンが普及することを願います。