おはようございます。
都内の新規コロナ感染者が相変わらず高い水準ですが、都立高校は多くの学校で先週から分散登校が終了しています。最近ニュースを見ていて、小学校や中学校の子どもや先生のコロナ感染が発覚して、臨時休校になったという話が増えたように感じます。旦那の働く学校も他人ごとではないので、本日は現場のお話。
注)投資の話は一切ありません。
疲弊する子どもと教師
結論から言うと、3密を回避することは絶対にできません。
密閉を避けるため、エアコンを付けてはいますが窓や扉は常時開放。おかげで教室内の温度が全然下がらず、生徒は下敷きやミニ扇風機を使ってどうにか耐えています。先生も必ずマスク着用ということで、授業が終わる度に皆さん汗だくで職員室に戻っているという状態。
密接を避けろといくら指導しても、高校生が友だちとソーシャルディスタンスを保って会話するなんてできません。先日旦那の学校に保護者の方から
「高校は昼食の食べ方は指導しないんですか!?小学校も中学校も自席で前を向いて食べるよう指導してますけど!」なんて電話があったそうで・・
(いやいや、昼食後にあなたのお子さんはマスク外して友だちと肩組んでましたけど)
もちろん高校でも「自席で前向いて」と指導しています。
密集を避けろと言いますが、分散登校が終了した現在、各クラス40名ほどが教室に密集しています。6人×6列でもいっぱいなのに、人数が多過ぎて7人の列もあります。椅子を引いたら後ろにぶつかるぐらいの距離、自席で食事をしたところで飛沫は避けられません。
現場の先生方は声を揃えて「分散に戻してくれ!」と話しています。
高校でクラスター発生がないのが不思議・・
高校生は感染しない?
ニュースを見ていても、なかなか「高校生が感染」という話を聞かないです。今のところ、都立高校生が感染したというニュースは聞きません。現場の先生方は「頼むから初感染者はウチの学校から出ないでくれ!!」と願っていますが、先日は都立学校の先生から感染者が出てしまったようです。
東京都立高の非常勤男性教員が感染 今月は在宅勤務 新型コロナ | NHKニュース
タイトルに今月は在宅勤務とあり、この先生は非常勤なので本当に出勤していないかもしれません。よく先生が感染したニュースで「濃厚接触者はいない」と言われますが、学校現場においてそんなことは絶対にあり得ないとシロクマ先生が話しています。そもそも職員室でさえすれ違う時に体が触れるくらい狭く密集していて、職員室や教科の準備室ではマスクなしで先生同士会話する場面も見られるとのことで、都立学校での感染報告も時間の問題ですね。
ちなみに高校生でPCR検査を受けた子は結構いるようで、旦那の友人が勤める都立高校では陽性の生徒がいたそうです。ですが自宅学習中で他の生徒との接触はないので、都立高校生が初感染なんてニュースにはなっていません。
高校生というか若い人で重症化するケースが稀なので、感染者自体はすでにたくさんいると思われます。毎日数百人の高校生が登校し、感染リスクがどんどん高まりますが、「新しい生活様式」と言いながら高校の現場では以前とほとんど変わらない生活に戻っています。
毎日教室や生徒が触った道具などを消毒してはいますが、現場の先生方(というか担任)はかなり疲れているようなので、コロナ含めて体調を崩さないか心配です。分散登校が終了してから、帰宅した旦那の顔が明らかに疲れていますので、どうにかオンライン授業等を活用して先生の負担も減らして欲しいと思います。