高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

先生の夏休みって忙しいの?東京都の公立学校で働く教師の1日をご紹介☆

おはようございます。

以前に私立学校と公立学校の違いなどについての記事をエントリーしました⬇

本日は旦那の仕事である「教師」という謎に包まれた職業について、旦那の1日の生活を振り返りながらお話します。

旦那の職場は〇学校

過去の記事をご覧いただければお気づきかと思いますが、旦那は公立の学校で教師をしています。(iDeCoが月1.2万円なのもそのため)
ちなみに教員免許は小中高全て持っていて、私も会ったことのある旦那の同級生は、小学校の先生が多いです。
以前の記事で「土日休みが多い」と書きましたが、旦那が勤務しているのは小学校ではありません。都立高校で〇〇科の授業を担当し、部活も運動部の顧問をしています。現在は転勤(異動)してすぐにクラス担任をしていて、ここ数年間で一番忙しいとのこと。更に部活も見ていたら土日が潰れる…はずなんですが、何故か休みが多いです。練習試合とか大会とかないのか聞くと、「生徒のやる気がなさすぎて、平日すら人が集まらない・・」とのこと。昨年他校との合同練習に参加したら、生徒がいないで顧問だけという日もあったそう。結婚前に勤めていた学校では土日もほとんど仕事だったので、同じ都立高校なのに学校によって全然違うんですね。(担当種目は同じです、旦那も高校からその種目を始めました)
旦那が高校教師だと周りに話すと、「先生って、忙しいんじゃないの~?」とよく聞かれますが、旦那が言うには、
忙しさ
中学校>>>>>高校>小学校
給料・手当
高校>=中学校>小学校
です。(小学校の先生方で休日出勤されている方がいたらごめんなさい(>_<))
ちなみに旦那は1年間だけ講師として小学校で働いていまして、当時の学校では17時にほとんどの先生が定時退勤&土日に人がいることは滅多になかったとのこと。

シロクマ先生の1日

近所の中学生を見ると、朝の7時には登校している子を見かけますし、帰りも19時頃に部活終わりの子どもたちが歩いています。子どもがその時間に下校ということは、先生はもっと早く来て遅く帰るんでしょうね・・私もバスケ部で毎日遅かったので、顧問の先生には感謝しています。
ここで、旦那のとある1日をご紹介。
7:00過ぎに出勤 仕事を開始(満員電車が嫌いなため、朝は早め)
・授業準備
・当日片付ける事務仕事の確認
中には出勤時間ギリギリまで粘る方もいますが、多くの先生が8時前後に出勤します
8:25  朝の打ち合わせ
特に意味のない時間
8:30  ホームルーム
・生徒の出欠確認
・事務連絡
その後授業開始(8時半過ぎ~15時頃まで)
・1日3-4時間授業を担当
空き時間は
・生徒の提出物チェック
・副校長(教頭)や教育委員会への提出書類作成
・保護者への連絡(なかなかつながらず)
・担当業務に関して、業者との打ち合わせ
・先生方との情報共有(雑談)
・早めor遅めの昼御飯
間にある昼休みは、
・職員の臨時打ち合わせ
・生徒対応(進路、授業、クラスのことなどいろいろ)
・午後の授業準備
・受験に向けた面接練習
(注:昼休みはもちろん休憩時間です)
15時頃  授業が終了し、
・クラスの清掃活動
・生徒対応(昼と同様)
・学年の会議
・生徒指導の会議
ちなみに先週は17時過ぎに会議が終了し、
・部活動指導
・翌日の仕事確認
大体18時~19時頃には帰宅します。
ちなみに学校(仕事)が大好きな先生は毎日朝から晩までいるようです。昨年までは誰かしら必ず泊まっていて、学校の電気が消えることはなかったそうで・・

先生って夏休みも忙しいの?

これもよく聞かれます。私も結婚前に聞いた気がします。

「当たり前じゃん!!」という返事を期待していましたが、

 

「暇!」(笑)

 

忙しいと言いながら、どの先生も有給休暇を取りまくりです。夏休み中1日も出勤しない方も中にはいるようです。出勤しているはずなのに、校内で一切見かけない先生もいるとか。ちなみに旦那は今年の夏休み、顧問ではない部活にお邪魔して運動していたそうです。

DH(歯科衛生士)をしていた頃は夏休みだろうと普通に仕事をしていたので、特に勤務時間も変わりません。どの職場でも普通はそうですよね。リフレッシュのための休暇やお盆休みがあるくらいです。でも学校の先生は、メインの仕事である「授業」がありませんので、運動部の先生は部活をやって一日が終了という方も多いと聞きます。もちろん事務作業などさまざまな業務は当然ありますが、通常授業の時と比べると圧倒的に仕事量が違います。

でもよく「夏休みだろうと研修とかで忙しい!」なんて話も聞きますが、実際はどうなんでしょうか?本記事は全て旦那の証言ですので、現役の先生方、私に文句は言わないで下さい(笑)

部活動の忙しさ

・運動部>>>>>しっかりやる文化部>やる気のない運動部>>>>>>>>>>文化部

 どの顧問になるかで1年間の業務量が大きく異なります。

・担任>>>>>>>>>>副担任

 副担任なら、通常の時期でも休暇を取りやすいです。

 職員室にある休暇や出張について書かれたボードは、いつも副担任の先生で埋まっています(笑)

・3年担任>>>>>2年担任>1年担任>>>・・・副担任

 3年担任だと夏休みも進路指導で忙しいですが、1.2年担任であれば比較的暇です。

毎日残業する先生と、定時退勤する先生

旦那は部活のない日はなるべく定時退勤できるよう努力してくれているようで、最近は定期考査前で部活もないので、18時には帰宅して子どもと遊んだり家事をやってくれています。でも教師になったばかりの頃は、7時前に出勤して20時過ぎまで仕事をしていることもあったとか。同じ「先生」なのに、なんでこんなに違いが出てくるのでしょうか・・

「いつも忙しい」という先生の特徴

 ①仕事ができず、自分で仕事を増やしてしまう

 ②仕事している自分が好き

 ③独り身or家庭が不仲で帰宅したくない

 ④経験が少ない若手教師

 ⑤お喋りが大好き(生徒とも教師とも)

 ⑥こだわりが強い(無駄な業務に力を注ぐ)

毎日定時で退勤できる先生の特徴

 ①仕事を周りに振るのが上手なベテラン教師

 ②副担任でメインの部活は文化部

 ③運動部の副顧問だろうと基本的に関わらない

 ④仕事はできても適当にこなす(仕事を振られない)

 ⑤前例踏襲が大好き(合言葉は「例年通り」)

 ⑥生徒と極力関わらない

 ⑦家庭の事情(育児など、周りが配慮してくれる)

大体どちらかのタイプに当てはまるそうです。

皆さんの身近にいる「先生」はどちらのタイプでしたか?まだ続きがありますが、長くなりましたので今日はこの辺で!