高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

都内公立高校教師の転勤(異動)について☆~先生の転勤ルールをご紹介~

おはようございます。

以前に教師の給料&昇任についてエントリーしました↓↓

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ここでも触れましたが、旦那は今年の4月に転勤しまして、教員生活3校目の学校となりました。私立と違い、公立学校の先生は定期的に転勤=異動がありますので、本日はそのお話。

異動のルール

DH(歯科衛生士)からしたら転勤というのはほぼありません。(本院⇒分院くらい)私は1度職場を変えましたが、高校時代の友人でDHをしている子は学校卒業以来ずっと同じ職場で働いています。居心地がとても良いらしく、退職は考えていないとのこと。

一方、学校の先生にはいくつか異動のルールがあるようです。

異動対象になる年数

1つの学校には原則3年~6年いられます。多くの先生は4年~5年で、3年生を送り出したらorそのあと1年〇〇部を務めてから異動することが多いようです。〇〇部(部署)(⇒〇〇部)⇒1年⇒2年⇒3年(⇒〇〇部)⇒次の学校へって感じですね。

旦那は最初の学校に4年間勤めていましたが、

1年目⇒〇〇部

2年目⇒担任

3年目⇒担任

4年目⇒△△部

という役割でした。

大体初めて教員になった人は、勤務して2・3年目で初めて、1年生の担任というケースが一般的です。あと3年目での異動は可能ですが、良い学校に行けないという噂もあるとか。

以前は上限が10年以上で、結構長くいる先生も多かったようです。でもそうなると、「学校の主」みたいなベテラン教師が増えてしまうから、こういうルールがあるんでしょうね。神戸の教師いじめを思い出します↓↓

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ちなみに主幹教諭に昇任すると、その学校では「6年目で原則異動」というルールが適用されません。(リセットされる?)そのため今の学校に残りたいという先生は、このタイミングで昇任選考を受けるとながーくいられます。結局「学校の主」が誕生しますね(笑)

追記:このルールはもうなくなり、原則6年で異動するしかないようです。

ここ最近の昇任選考の難易度は、

主任>>>校長>主幹=副校長

らしいです。副校長は激務過ぎてやりたい人がいないため、誰でも受かるのが現状。そして、「やっぱり主幹教諭に戻ります」という人も多いと聞きます。主幹も責任が一気に重くなるのであまり人気がありません。主幹教諭を目指していた旦那の、今年の主任選考の結果は果たして・・←無事合格できました☆

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学校の種類によるステージ制

学校ごとにステージが分かれていて、

Aステージ⇒(良くも悪くも)特色がある全日制の学校

Bステージ⇒定時制・通信制・島(手当は多い)

Cステージ⇒A以外の全日制(ほとんどがここ)

Dステージ⇒特別支援学校

という区分です。旦那が初めて勤務した学校はAステージで、その理由は「異動促進校」だからです。つまり・・何か大変な理由があり、教員がどんどん入れ替わる学校ということです(笑)Aには他に工業とか商業の高校も含まれます。

採用試験に合格すると、基本的にはA~Cのどこかに配属されます。ただし「期限付き採用(補欠合格みたいな感じです)」だとDの可能性もあります。採用試験に合格しても一応は仮採用という形で、最初の1年目で勤務状況に問題があると、2年目を迎えられない可能性もあります・・旦那の周りでも期限付き採用の人で、残念ながら本採用とならなかった人が少なからずいます。

初めての異動は、経験していなければ「優先的にBステージ」というルールも存在します。といっても、学校自体が少なく人気もある「島の高校」に行く確率は低く、定時制や通信制の学校も数自体は少ないので2校目も全日制という先生も多いです。旦那は・・見事にBステージに突入し、トンデモナイ学校に配属されました。話を聞いている限り、そこはモンスターの巣窟・・この学校での4年間は、きっと忘れることがないでしょう。

そして9年目を迎えた旦那は、地獄のような4年間を終えてようやく念願のCステージへ。しかし、異動した先は「なんでここが異動促進校じゃないの???」という学校。そもそも異動してすぐの人に学年担任を任せるというのは、珍しくはないですが一般的には少ないです。校長によると「若手(&問題アリのベテラン)ばかりで担任をやる人がいない」との話。いざ異動してみたら、異動後すぐに担任なのは旦那だけ。ちなみに昨年も一昨年もいきなり担任の人はいません。人がいないという割には、毎年担任を持たずに楽している教員がたくさんいる学校で、職員室の空気も悪く「ここもダメだ・・3年で脱出する!」と意気込んでいます。いつになったら旦那が希望している「中堅以上の学校」に異動できるのでしょうか。。

話を聞いていると、「担任手当」とかつければと率直に思ってしまいます。「担任をやりたい!」と情熱のある先生にやって欲しいですが、仕事ですのでそれに見合った給料を貰えないんじゃやりたくないという気持ちもわかります。というかそもそも、

担任はイヤです!(・`д・´)

って意見が通ること自体謎じゃないですか!?これってただのわがままですよね・・DHが「私は子どもが苦手なので、担当にしないで下さい!」って言ってるのと同じですよねー

異動における主任教諭のメリット

主任教諭だと、募集があれば特定の学校に応募できます。「公募制」というルールで、その学校で「〇〇科で△△部の顧問ができる主任教諭」なんて条件が合う学校があれば応募できます。特に運動部の顧問は、こういった制度を活用して専門の先生を回すことで、学校として部活動を維持しているという面もあるそうです。

ちなみに教諭でも応募できる学校がありますが、ほぼBステージの学校(笑)あと激務で有名らしい中高一貫校も応募可能ですが、高校の先生は皆さん「中学校教員なんて大変過ぎて絶対にイヤだわー」と言っています。

終わりに・・

先生の異動についてざっくりとお話しました。記事を読み返して、改めて先生って「大変な仕事だなー」と思います。

私には絶対にムリ!!

私には最近のJKが何を喋っているかわかりません(笑)接しているだけで疲れそうです。外を歩いてもスマホに夢中でぶつかりそうになるし、マンションには挨拶しても目も合わせない子がいるし・・長女にはそんな子になって欲しくないですね。