高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

都立高校の2学期スタートは一斉休校せず、分散登校や短縮授業に決定。

おはようございます。

いよいよ都立高校も来週から2学期が始まります。長女の幼稚園は今週から午前保育が始まっていますが、クラスでも休ませているご家庭が多かったです。(旅行かもしれませんが)特に幼児や小学生は年齢的にワクチンを打てないので、幼稚園や学校でクラスター発生⇒家庭内感染というのが心配ですね。今週始まる予定だった地域でも延長の対応があるようですが、都立高校はじめ多くの学校が9月1日スタートの予定です。SNSやメディアでも「2学期普通に始めて大丈夫なの!?」と心配する声が上がっていますが、一斉休校することはなさそうですので、シロクマ先生より現場の様子をリポートします。

都立高校、休校はなく分散or短縮 

昨年1回目の緊急事態宣言では入学式が前日に中止となり、旦那をはじめ担任団は各家庭に1件ずつ入学式中止の電話をかけ、年度当初から早速残業となりました。 

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2021年、都内ではほぼ毎日緊急事態宣言やまん防が発令されている状況ですが、結局1学期の4回目の宣言延長の際は特別な対応はありませんでした。部活動も通常通り行われていて、一応ルール上は「大会参加に向けた練習はOK」となっているようで、運動部でも夏休み中一切活動のない部活と週4日程度活動する部活があるなど同じ学校でも温度差があります。教員のワクチン接種自体は優先的に予約が取れるところもあって希望する先生は夏休み中に全員接種できるはずですが、意外に接種を希望しない先生もいるみたいですね。

5回目の緊急事態宣言化で始まる2学期ですが、教育委員会から連絡があり「夏休み明け(1~2週間程度)は分散登校あるいは短縮授業とする」という内容が書かれていたようです。デルタ株は感染力が強いので1クラス40人弱入る教室は確かにリスクが高いですが、必ずしも分散登校にする必要はないとの判断ですね。また「時差登校はこれまで通り実施」「部活動は週4日以内」なども書かれていて、このままいくとどこの学校も短縮授業だけしてあとは通常通りの学校生活になりそうですね。ちなみに夏休み中も、旦那の勤務校では陽性者が続々と出ているようです。

恐怖の9月1日始まり

夏休み中、例年以上に職員室の人口は少なかったようです。部活動を見る先生、進路指導のため出勤する先生、家にいても暇だからという理由でいる先生のみで、あとの先生は有給休暇在宅勤務です。「夏休みだって忙しい!」という先生もいるようですが、旦那を見る限りではそんなことはないように思えます。

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そもそも在宅勤務と言いつつ、朝と夕方に副校長に連絡するだけであとは1日休日と変わりません。友人の旦那さんはひたすら会議だから部屋にも入れないと言いますが、旦那が会議をしているのを見たこともありません(笑)1日の業務報告とかも一切不要とのことです。有休となんら変わりありません

部活動以外ほとんど業務がない1か月半を過ごすと、2学期の長さが憂鬱になりますが、それ以上に9月1日という日が現場の先生方にとって恐ろしいと聞きます。その理由は1年間で最も自〇する子どもの数が多いからです。登校していれば生徒の悩みを聞いたり何かしらの変化に気づけるはずですが、今はSNS依存の子どもだらけの時代。芸能人でも一時期俳優さんとかの自〇が続きましたが、こういうのは連鎖していくようでそれがどうしても9月1日に集中するとか。小・中・高校生のお子さんがいるご家庭は、子どものSOSがあれば「とりあえず学校は行きなさい!!」なんて言わずに、「ムリしないで休んでいい」というメッセージを送って欲しいとのことです。

9月1日に登校しなかった生徒には必ず連絡が取れるまで電話をかけろとの指示があるそうですが、それだけこの日は悩んで追い詰められた子どもたちにとって大きな1日なんですね。いろんな意味で心配な2学期のスタートですが、ワクチンが行き渡って数年前の日常を早く取り戻したいですね。