高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

【朗報?】主幹教諭に昇任したシロクマ先生の現在。

おはようございます。

一家の大黒柱であるシロクマ先生(旦那)ですが、昨年度は主任教諭なのに激務ポジション(一般的には主幹教諭がやる業務)をやらされていまして、昨年のGWの頃にこんなことをぼやいていました。

どうせ来年も同じポジションなら主幹教諭になるか、それとも教諭に降格して伸び伸び仕事するか・・

以前から「部署の主任やらなきゃいけなくなったら、昇任するわ」とは言っていましたが、その時は思いのほか早く来てしまいました。

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昨年度といえば、夏休み以外は朝早くからPCを開いて業務を始め、夜の7~8時頃まで仕事をする日も確実に増えました。終わるはずのない業務が次から次への降ってくるので、中には「自分の仕事だけやって定時帰宅」を徹底している先生も複数名いるとか。そのような先生は大体自分の業務もできていないので結局周りがカバーしており、そのような環境でも全員一律に給料(✖月収)の4%しか出ない教職調整額(一般企業の残業代に相当)。月1万円ちょっとの残業代で毎日10時間以上労働させられるのは完全にブラック企業ですが、安定した給料・55歳まではほぼ自動で昇給・福利厚生の手厚さはやはり素晴らしいものがあります。

ただ1年間傍で見てきた私としては、「どうせ忙しい役割やるなら、昇任して給料上げた方が・・」なんて口が裂けても言えませんが、旦那の選択は「今の学校にいる間はどうせ分掌主任は避けられないから、昇任する!」「その代わり、準富裕層(資産5千万円)になったらサイドFIREして良い?(笑)」

とのことでした。ちなみに授業だけを行う時間講師でも、あと数年勤めれば時給3300円(?)らしいので、「資産収入と講師だけでも十分いけるはず」とのこと。ただそれは本人的にもなさそうなので、おそらくある程度の資産が築けたら「教諭」に降りて定時出退勤を目指すのが現実的かと。

結局昨年1学期に昇任選考を受けると決断し、校長面接で「受けるよね?」と確認された際は、「考えておきます」とだけ回答。2学期になり何か試験対策をするのかと思ったら、校長先生から衝撃の一言が。

「シロクマ先生、昇任選考受けるでいいよね?じゃあ書類出しとくから!」「対策?勉強?書類出せばOKだから、こっちでやっとくよ!」

何もせず月日が経ち、結果発表の日。

結果はもちろん合格でした。主任選考では小論文を書いたそうですが、主幹選考は校長の推薦があればそれで(ほぼ)合格するという学校現場の闇・・主幹や副校長はなり手がいないとはよく聞いていますが、推薦を貰えれば誰でも受かるというのは衝撃です。

というわけで今年度も昨年度と同じ部署の主任になりましたが、主任になると分掌主任(管理職、経営企画室長、学年主任、教務主任、生活指導主任、進路主任、総務主任等)で構成される「企画調整会議」という定例会議にも参加することになります。教員なりたての頃は教員歴20~30年のベテランが多く30代の教員が参加するなんてレアな話でしたが、旦那の学校では分掌主任を務める30代~40代の先生方も多いとか。50代~60代のベテラン教員がたくさんいるはずなのに、学校現場は「働かないベテラン教員」で溢れかえっており、更に採用試験の倍率低下による新規採用教員の質の低下も避けられない課題だとか。(今年も新規採用者が多数配置)

もちろん学校が変わればこの状況は変わると思いますが、どこの学校でも病気休職が増え人材が足りていない状況であり、今年度も激務の予感。というわけで私もパートを増やして入金量を高め資産を拡大し、次の学校あるいはその次の学校では旦那が教諭に降格しても問題ないくらいの金融資産を築けるよう精一杯サポートしていきます。主幹教諭になりあと数年でどこまで給料が上がるかわかりませんが、

①旦那の手取り収入

②私のパート収入

③配当収入(税引後)

の3つで50万円以上をキープできるなら子どもたちが中学・高校に入っても生活には困らないと思うので、余裕を持って①40万円②10万円③10万円が当面の目標ですね。

主幹教諭に昇任はしましたが仕事内容は昨年と一緒、メンバーは大きく変わり若手が多くなった分負担は確実に増えますが、それでも多少は上がった給料でモチベーションはキープできているようです。4月は出勤時間の1時間前には出勤し、退勤時間は平日の18時半~19時頃なので1日2時間半以上の残業です。記録上の残業時間は月50時間以上で、終わらない業務は持ち帰って家でやっていますのでそれを加えると総残業時間はもっとありますが、残念ながら先生の残業は「自発的な」ものなので給料は発生しません。教職調整額が4%⇒10%以上に上がるればそれはもちろん嬉しいことですが、根本的な問題を解決しないと教育現場の崩壊は避けられないと、隣でシロクマ先生が叫んでいますので、引き続き現場のリアルな声を不定期でお届けします。