高校教師×パート衛生士の資産形成ブログ

パートDH(歯科衛生士)の主婦による資産形成の備忘録です。また都立高校教師の妻が日々感じている「学校」や「教師」の不思議についても発信します。

病気休暇と病気休職、病む教員が多過ぎる問題。

おはようございます。

近所の歯科医院でパートを初めて6か月が経過、週1回しか働いてないのでなかなか慣れません。院長に「もっと出てくれ」と言われたら平日も働くかもしれませんが、特に声も掛からず職場ではレアキャラ扱いらしいです。

詳しい事情は聞いていませんが実は先生が1人病気(?)で休暇が続いているようで心配なんですが、それを旦那に話したら「ウチなんか病休が〇人だよ・・」と嘆いています。というのも旦那のクラスの授業を担当している先生が今年度早々(おそらく精神疾患で)病気休暇⇒病気休職に入り、更に別の教科の先生も病気休暇⇒病気休職⇒そのまま退職らしく、シワ寄せが同じ教科の先生や同じ分掌(部署のこと)の先生方に来ています。更に病気休暇に入る方が・・こちらの記事は小学校の先生が不足しているという話ですが、中学も高校も状況は同じようですね。

130人欠員に 都公立小の教員不足 - Yahoo!ニュース

これまでに勤務したすべての学校でも同じようなことがあり「教員の精神疾患は多い」とよく聞きますが、何でも病気休暇と病気休職で残された先生方の負担が大きく違うようです。

◎病気休暇

・通常の有給休暇と同様なので代わりの人員はなし

・授業や分掌業務は誰かが代行

◎病気休職

・残った教員の授業時数が1人当たり18時間を超える場合、代わりの講師が見つかれば授業は講師が実施(見つかるまでは誰かが代行)

・分掌業務は誰かが代行

となっています。精神的に病んでしまった場合はまず病気休暇で最大90日離れるわけですが、この時現場には基本的に人員が補充されません。

周りの先生方で助け合いましょう!by校長

そもそも年度当初に「学級数は〇〇クラス、教員の人数は〇〇人で、1人当たりの授業時数は原則18時間以内」という風に決められているのに、教員が1人欠けても周りの教員でどうにかカバーしてくれというのは無理な話です。そして多くの場合、病気休暇中の先生の代わりに授業を行うのは、「生徒と一番関係が築けている先生=学年担任」というように振られてしまうとか。ここでも働かないおじさん&おばさんは全力で授業から逃れ、結局真面目で生徒想いの先生が代行することになるようです。(被害者の多くが若手教員)

ちなみにこの18時間にLHR(ロングホームルーム)は含まれていませんので、担任になると基本的には18+LHR=19時間が最大となります。給食指導もないので小学校の先生に比べれば授業時数は少ないかもしれませんが、低学力校で働く旦那曰く「授業よりも空き時間の生徒指導の方が大変かも」とのこと。そんな状況で他の人の授業まで代行するのは大変ですし、働かないベテラン教員が楽する姿を見るのはかなりのストレスですね。

そして病気休暇を取得後多くの先生がそのまま病気休職に入りますので、ここでようやく講師の補充が行われます。副校長が講師名簿に登録されている方に電話を掛け続けますが、年度途中に電話を掛けてもほとんどの方はすでに別の学校で働いているか別の仕事をされているので、代わりの教員を見つけるのは非常に困難です。(ようやく見つけて面接をしても、とても授業を任せられる人物ではなく不採用になるケースも)そんな感じで月日はどんどん流れていますので、その間残されたメンバーがその全てを代行するわけですね。年度当初に決められた授業以外を担当するので当然負担は増えますし、明らかに楽をしている教員がいるのも周りは当然不満に思うので、職員室の風通しはどんどん悪くなります。そうしてまた体調を崩す先生が出てきて・・という負のスパイラルが進行中の学校にシロクマ先生(旦那)は勤務中です。現在の悩みは生徒から授業についての相談。

「〇〇(講師)の授業マジでヤバイっすよ!?今度見に来て下さいよ!!」

「△△(病気休職中の先生)もなかなかだったけど、〇〇先生はそれ以上です!」

「××先生(学校で一番の問題教員)の授業はもうみんな諦めてるのでどうでもいいですけど、〇〇のはどうにかして欲しいです。成績が心配・・」

生徒と個別面談したら、10人中10人がこの講師について不満を漏らしているとのこと。一方で講師からも「シロクマ先生のクラスの◇◇さんが言うことを聞かない」などの文句を言ってくるようで、旦那は「授業をしっかりやってもらえればそのうち子どもたちは話を聞くはずです!」と伝えたそうです。

低学力校は問題児(教員含む)多過ぎ。。。

これ以上の欠員は出さずになんとか年度末まで踏ん張りたいところですが、一緒に学年を組む若手教員もだいぶ病んできているようで、更に病気休暇が増えないか心配な日々。早く現場の声を聞いて、どうにか職場環境を改善して欲しいものです。